【管理栄養士が解説】ツーリング中に食欲がない…暑さ・疲れでも食べやすいおすすめ補給食

ツーリング

真夏のツーリング、「お腹は減っているのに固形物が入らない…」なんて経験はありませんか?

暑さで食欲がない時に、無理をしてガッツリ食べる必要はありません。
大切なのは、「胃に負担をかけず、流し込めるエネルギーを少しずつ補給すること」です。

今回は、食欲がない時でも無理なく取り入れやすい補給食と、夏ツーリングを快適に乗り切るコツを管理栄養士が解説します。

なぜツーリング中は食欲がなくなるの?

暑い日に長時間バイクに乗ると、体内では次のような変化が起こります。

消化機能の低下

体温を下げるために血液が皮膚表面へ集まることで、胃腸への血流が相対的に減り、消化機能が低下しやすくなります。

水分・電解質の不足

走行風によって汗がすぐ乾くため、自分では気づかないうちに脱水や電解質不足が進むことがあります。

長時間の緊張

走行中の緊張感や日差し、振動による疲労が続くことで、自律神経のバランスが乱れ、食欲が低下しやすくなります。
「お腹は空いているのに胃が受け付けない」のは、体が暑さや疲労から身を守ろうとする防御反応の一つです。
だからこそ、噛む回数が少なく、スッと胃に入りやすいものを選ぶことが大切になります。

コンビニで買えるおすすめ補給食5選

道の駅やコンビニで何を選べば良いか迷ったら、以下の5つがおすすめです。

① クエン酸入りゼリー飲料

おすすめ度:★★★★★
固形物を噛むのも億劫な時に最もおすすめです。
さっぱりした酸味で食べやすく、暑さで食欲が落ちた時でも無理なく取り入れやすい補給食です。

② 100%柑橘ジュース

おすすめ度:★★★★☆
オレンジやグレープフルーツなどの100%ジュースは、果糖によるエネルギー補給ができるだけでなく、酸味によって唾液や胃液の分泌を促し、食欲が出やすくなることがあります。

※胃が弱い方は、空腹時の飲みすぎに注意しましょう。

③ 冷やし梅茶漬け

おすすめ度:★★★★☆
少しお腹に入れたい時は、さらっと食べられる梅茶漬けがおすすめです。
梅干しのさっぱりした風味で食べやすく、ご飯によるエネルギー補給に加え、水分や塩分も一緒に補給できます。

④ バナナ

おすすめ度:★★★☆☆
手軽にエネルギー補給したい時におすすめです。
吸収スピードの異なる複数の糖質を含むためエネルギーが持続しやすく、汗で失われやすいカリウムも補給できます。

⑤ 飲むヨーグルト

おすすめ度:★★★☆☆
エネルギーと一緒にタンパク質も補給したい時に便利です。
一気に飲むと胃腸へ負担がかかることもあるため、少しずつ口に含みながら飲むようにしましょう。

💡 ワンポイント
夏場は売り切れることもあるため、お気に入りの商品を事前にまとめ買いしてシートバッグへ入れておくと安心です。

【レシピ】家から持参!飲む点滴「冷やし麹甘酒×スッキリレモン」

前日から準備できるライダーにおすすめなのが、オリジナルブレンドの補給ドリンクです。
「飲む点滴」とも呼ばれる米麹甘酒は、ブドウ糖やアミノ酸などを含み、疲れた体のエネルギー補給に役立ちます。
レモン果汁を加えることで甘さが抑えられ、後味がすっきりしてゴクゴク飲める一杯になります。

材料(約1杯分:250ml)

  • 麹甘酒(無加糖):150ml
  • 水(または炭酸水):100ml
  • レモン果汁:小さじ2
  • 氷:適量

作り方

  1. 保冷力のあるステンレスボトルに材料を入れる。
  2. ボトルを軽く振って混ぜ合わせる。
  3. 氷をたっぷり入れて完成!

前夜に作って冷蔵庫で冷やしておけば、当日は持っていくだけ。
景色の良い休憩ポイントで、いつでも冷たいエネルギーをチャージできます。

💡 バイク移動のお供におすすめの保冷ボトル
真夏でも冷たさを保つには、真空断熱ボトルがあると便利です。
グローブをしたままでも扱いやすい「ワンタッチ開閉タイプ」や、バイクのドリンクホルダーに収まりやすい500ml前後のスリム形状を選ぶと使いやすいでしょう。

食欲がない時の注意点

「水だけ」で走るのは注意

水分だけを補給し、エネルギー(糖質)を摂らないまま走り続けると、集中力が低下して判断ミスにつながったり、疲労が蓄積して熱中症のリスクが高まることがあります。

無理に重いものを食べない

「スタミナをつけなきゃ」と脂っこいものを無理に食べると、消化不良や強い眠気を引き起こし、ライディングに支障が出ることがあります。

まずは体を冷やして15分休む

ヘルメットやジャケットを脱ぎ、エアコンの効いた室内などで体温を下げることで、胃腸の働きが回復し、自然と食欲が戻ってくることもあります。

まとめ:食べられるものを少しずつ補給しよう!

真夏のツーリングで食欲が落ちたときは無理をする必要はありません。

  • 流せる「ゼリー」や「100%柑橘ジュース」を活用
  • 塩分とエネルギーが摂れる「冷やし梅茶漬け」を選ぶ
  • 自宅から「冷やし麹甘酒×レモン」を持参する

「食べられるタイミングで、食べやすいものを少しずつ」が、夏のロングツーリングを安全に走り切るコツです。
しっかりエネルギーを維持して、真夏のライディングを快適に楽しみましょう!

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